大峰山龍泉寺での御祈祷は予約の午前１0時に始まりました。法螺貝の音響を合図に読経と護摩木に火が灯されて作法が進みます。大変穏やかな火と立ち昇る真っ白な煙に「ほっと」しました。30分程で加持祈祷は納められました。

御堂を出ますとご案内兼ねてご一緒に参道してくださいました宿の女将さんが「境内の紅梅と白梅の花が膨らみ始めています」とそこへご案内下さいました。「年の始めの春告草！開花前の蕾を2、3個食べると良いと祖父母に教わりました。お味は梅の種子の実其の物でほんのり苦味が有りますが匂草とも言いますから其の由縁が理解出来ます程梅の香りがしてとっても心地良いです。」とお伝えしました。

写真は洞川にお邪魔すると宿泊します「あたらしや旅館」の名物「かき餅」を乾燥させている処です。一年分のかき餅を此の寒い時期に干される為　あたらしや旅館の風物詩ともいえます。人々の手仕事による景色は　大変見事なものです。このおかき餅は3月半ば過ぎの仕上がりとの事でした。全国何処でもお送りしてくださいます。(あたらしや旅館　tel 0747-64-0045)あっさりした揚げ煎餅で時々欲しくなる美味しいお煎餅です。