毎年、この時期になりますと「庭先に大豊作のひと枝です。」とカリンや柘榴と共に沢山の鶴の子柿が、送られて参ります。以前は皮を剥いて干していましたが、小鳥に「御福分け」のつもりで一部皮毎干して見ました処、艶も良くシワシワに成らず見た目も美しく歴史的にも時折拝するその姿を今又拝見出来る事から、ここ数年はそのまま枝ごと飾り干しをしています。深まり行く外室礼としては、景色も最高に思います。この風景を拝見しますと師走も間近に感じます。