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成人の日今朝の「かぎろい」は東の空一杯のパノラマでした。
カレンダーでは明日九日を「成人の日」としていますが名古屋では、今日八日に式典が行われました。そんな真冬の夜明け前の空に、陽が昇り始める頃の、空模様をほとんど毎日拝する事が日課です。今朝の景色は、此処に住み始めて40年に成りますが、いつものかぎろいとは違いました。まるでパノラマの様に縦横共に、色の濃さと幅がありました。その昔「ひむがしの、のにかぎろいのたつみえてかえりみすれば、つきかたむきぬ」とまほろばの里大宇陀にてお読みになられました「柿本人麻呂」氏の歌ですが祖母の教えに魅了されて以来冬の「かぎろい」を観るのが大好きになりました。自宅での朝の景色は有り難く、早朝より拝見しては、少しずつですが多少なりとも心豊かな自分に育っていく様に思います。まほろばの里大宇陀には「かぎろい公園」が今でも存在します。現在では回りの居住する建物が現代的になってしまいましたけれども、初めてこの地を訪れました頃は、茅葺き屋根の建物が転々と残って建っていました。風情と年代を感じさせる「鶴の子柿」の枝と柿色の実とが鮮やかに目に映り、茅葺き屋根の建屋ともに時をさかのぼり、1200〜1300年程前に佇んでいるかの様な錯覚を感じた事を今でも思い出します。大宇陀での「かぎろい」は「まほろば」と伝えられています奈良県の少し奥まった里山に存在していることも有り色も明るさ暗さが濃厚で其の空気感も風景も当時と同じかしら?と想う程の印象を受けたものです。しかも真冬ですから、当時を偲びおよんでみましても現在とは違う厳しい環境の中にあって、あの様な温かくほのぼのとした「歌」をお読みに成ったお人柄のお力と余裕に尊敬と感心と感動を覚えざるをえません。
下記の写真は日頃のかぎろいです